「手術室の仕事がつらくて辞めたい」転職を考えていませんか?
手術室看護師が転職を成功させるポイントを解説!
手術室看護師(オペ室看護師)は、手術を受ける患者を対象にケアや手術の進行のサポートなど、幅広い業務が求められています。
手術に関わる特殊なスキルの習得や高い集中力、体力・精神力のタフさを求められ、働く環境にストレスを感じたり、「つらい」、「辞めたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。
手術室看護師が転職を成功させるポイントを解説します。
目次
手術室看護師が仕事を辞めたいと思う理由とは?
手術室看護師が仕事を辞めたいと思う理由では、病棟とは違った、手術室の特殊な環境が関係していることが挙げられます。
手術看護の特殊な技術、業務など覚えることが多い
手術室看護師の仕事は周術期で手術を受ける患者に対して、外来診療から術後の回復期までの広い期間の看護実践を求められます。
器械出しや外回り看護など手術室で必要とされている技術や知識は、看護学校の基礎教育で学ばないことが多く、手術室に配属されて一から学ぶ必要があります。
複数診療科のある手術室は心臓や脳外などの難易度の高い手術を担当するまで、2〜3年間かけて経験し、看護スキルを習得していきます。
さまざまな手術、患者を担当できるようになるまで覚えることが多く大変で、辞めたいと考えてしまうようです。

病棟から手術室に配属されオペ室3年目です。 病棟の看護とは違う知識や技術が必要で、覚えることが多く大変だと感じています。
体力、精神的な負担が大きい
手術中は立ちっぱなしで、常に集中力を必要とされています。さらに、常に手術の進行に必要な器材や医師の作業を先読みして動くことも必要です。
長時間の手術が続くと休憩をとるのが難しくなり、体力、精神的に負担が大きいといえます。
病院によっては週1~2回オンコールが回ってくることもあり、特に30代以上の看護師は、体力的にきつく、仕事を続けられるか不安を感じることがあるようです。

新卒からオペ室配属で14年目です。
オペ室は好きですが、30代を過ぎてから体力的にきつさを感じていて転職を考えています。
夜勤手当がなく、給料が低い
一般的に手術室看護師の勤務は、平日の日勤がメインで夜勤がありません。夜勤がない病院はオンコール体制で、手当はありますが、夜勤手当がある病棟看護師に比べると年収に50万円ほど差があります。
手術室看護は専門性も高く、特殊な環境で心身ともに負担も大きいにも関わらず、病棟看護師と比較して給料相場が低いため、仕事のモチベーションが下がる理由になっているようです。

私の病院はオンコールやオペ室手当がつきますが、病棟配属の同期と比べると夜勤がない分、どうしても給料が低くなります。
もっとお給料が良くなればいいな、と思っています。
手術室看護師で働き続けるメリット
手術室看護師は手術室という特殊な環境で、体力・精神的な負担やストレスを感じることがある一方で、手術室看護師で働き続けるメリットもあります。
専門性を高められる
手術室看護師は、さまざまな科の手術に関わり、病棟では学べない専門性の高い知識とスキルを習得しています。手術室で働き続けることで、幅広い診療科目の知識を習得し、アップデートしていけるので、さらに専門性を高めていくことができます。
夜勤が少なく、生活リズムが整いやすい
病院によって違いはありますが、夜勤はなくオンコール体制をとっている病院が多いです。夜勤が少なく日勤帯で働けるので、定期的に夜勤がある病棟に比べて、生活リズムが整いやすく健康管理の面でメリットといえます。夜勤が体力的につらい方でも働きやすいでしょう。
ワークライフバランスを確保しやすい
手術室看護師は土日祝が固定休であることが多いので、家庭や趣味などプライべ―トの予定が立てやすく、比較的ワークライフバランスを確保しやすいこともメリットといえます。
手術室看護師が転職を成功させるポイント
手術室看護師は外来診療から術後の回復期までの広い期間の看護を実践し、手術室特有の知識やスキルを習得しています。
継続的な学びと経験の積み重ねで得たスキルや強みを活かせる働き方がおすすめです。
手術室看護師が転職を成功させるためのポイントを紹介します。
自己分析をする
まずは自己分析をして、自分の強みや希望の働き方や環境を明確にしましょう。
- 手術室看護の経験、スキルを分析して強みを把握する
手術室看護師として身に付けた「専門的な医療知識」や「周術期の幅広い看護」、「先を読んで動く力」は大きな強みといえます。
手術看護の経験が多い診療科など、手術室の実務経験を整理しておくと転職のときに役立ちます。
- 「辞めたい」と思った理由を分析して、自分の希望(仕事、条件等)を明確にする
今抱えている仕事の悩みや不満、「辞めたい」と思った理由を分析することで、次の職場や働き方など、自分のやりたいことや希望することがみえてきます。
例えば、辞めたい理由を分析したことで、手術室の仕事が嫌で辞めたくなったわけではなく、休憩が取れないことのつらさや環境への不満が辞めたいと考える理由だったと気づくことがあります。
自分にあった理想の仕事や環境に出会うためにも、辞めたい理由を分析してみましょう。
情報収集をする
自己分析によって、自分の強みや希望することが明確になったら、自分にあった働き方ができるのはどこか、情報収集をしましょう。
- やりたいこと(仕事内容)ができる職場を探す
転職先でやりがいを感じながら仕事をするためにも、やりたいこと(仕事内容)は優先順位を高くして職場を探しましょう。
例えば、「手術室看護師を続けて、○○科を深めたい」など、やりたいことや挑戦したいことがはっきりとしている場合は、求人サイトや病院の公式サイトで、看護教育や手術室実績などの情報を調べてみましょう。
- 希望の働き方、条件に合った職場を探す
転職してから「思っていたのと違った」とミスマッチを起こさないためにも、希望の働き方や条件が合うか、しっかりと調べましょう。
すべての条件が叶うのが理想ですが、難しい場合もあります。
希望の条件に優先順位を立てておき、求人情報とすり合わせていきましょう。
まとめ
手術室看護師は手術室特有の環境で働きながら専門性を高められる一方で、将来の働き方に悩みや不安を感じることも多いと思います。「つらい」「辞めたい」と転職を考える手術室看護師はあなただけではありません。
手術看護師が長年積み重ねた経験やスキルは、大きな強みだと思います。
転職を考えるときには、自分の強みが活かせて、自分に合った職場を選ぶことをおすすめします。
~ 手術室看護師におすすめの働き方をご紹介!~
最後に、手術室の経験を活かしながら新しい働き方ができる「スーパーナース社員看護師【Bloom Ns】」の仕事を紹介します。
手術室看護師へのおすすめポイント
病院の正職員や派遣看護師、企業看護師では経験できない、新しい働き方ができます!
◇ 病院正職員との違い
・看護業務に専念できる
勤務先は夜勤・オンコールなし。委員会や係の仕事、役職者としての仕事はありません。
手術室の看護業務だけに専念できます。
◇ 派遣看護師との違い
・雇用が安定している
A病院とB病院勤務の期間が空いたとしても、月給は固定で支給されます。
(病院勤務以外の日は社内業務をしていただきます)
◇ 企業看護師との違い
① 医療現場の看護スキルがブランクにならない
会社員であっても基本的な仕事は看護師としての“現場”の看護業務なので、医療現場のスキルがブランクになることなく、ずっと看護ができて経験をブラッシュアップできます。
② 社員として企業の新規事業に関わる仕事が経験できる
病院勤務以外に、社員として会社の本部メンバーと一緒に事業に関わる仕事があります。
今までの経験を看護業務に活かすだけでなく、病院勤務における業務報告や会議参加などを通じて、企業の事業に関わりながら、看護師としてのキャリアの可能性を広げることができます。
こんな看護師におすすめ!
手術室で働く社員看護師がおすすめの人
・手術室の経験、スキルは積み重ねていきたい
・夜勤、オンコール対応はせずに働きたい
・固定休でプライベートも充実させたい
・夜勤、オンコールはなくても、病院のときと比べて年収は下げたくない
・経済的に安定していたい
・社会保険などの煩わしい手続きはしたくない
人手不足で困っている病院へ応援にいくイメージです。
社員看護師なので、夜勤・オンコール対応、病院の委員会や係の仕事はありません!
“現場”での看護業務と“会社員”としての業務があり、今までの経験とスキルを活かした働き方
ができます。
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